2023年新年挨拶

埼玉県歯科医師連盟会長
今坂 俊介

 新年明けましておめでとうございます。
 会員の皆様方にはお健やかに新春を迎えの事とお慶び申し上げます。
 常日頃より先生方には連盟活動に御理解と御協力をいただき感謝申し上げます。
 3年に及ぶコロナ感染症も、政府、医療機関の対応、そして国民のマスク着用、手洗いの実施と言った感染対策の効果のおかげで少しずつ落ち着きの兆しが見えてき、社会全体が「とどまる」から「動く」へと変化しはじめました。私共も長い間会議棟がオンライン、Webでの対応から実開催が出来るようになり顔と顔を合わせての会話、行動が出来少しずつ活発な活動へと変化を実感しています。2022年の第26回参議院選挙に於いては、皆様方のご尽力により全国比例区では我々の組織代表である山田 宏議員が高位当選をはたされ、歴代組織代表がなしえなかった歯科の問題解決、また経済財政運営と改革の基本方針、所謂「骨太の方針」に6年連続歯科の重要性が明記され、それに沿った「国民皆歯科検診」の実現に向け山田議員の活躍に期待する所が大きく、我々歯科医師連盟としてもしっかり山田議員と連携を取っていく必要があります。又歯科医師である比嘉 なつみ議員とも連携も必要であり、2023年には次の参議院選挙に於いての組織代表を選ぶ選考委員会がありお二人の組織代表と共に歯科界のかかえる諸問題等により活発な活動を進めてまいります。
 又埼玉地方区に於いては私共と同じ埼玉県歯科医師会の会員である関口昌一先生が厳しい選挙のなかトップ当選をされました。関口先生は今まで前例のない2期続けての参議院議員会長にもご就任され、又国会内で最も参加議員の多い国民歯科問題議員連盟、所謂「歯科議連」の会長にもご就任されました。私共埼玉県歯科医師会にとっても大変心強い限りです。
 今世の中はロシアによるウクライナ侵攻での経済問題、終息を願うコロナ対策、円安による物価上昇等を含めた国内外の問題を抱えています。私共歯科界にとっても金銀パラジウム合金の価格問題等大きな課題です。こう言った諸問題に対しては国が、政治が、安定することが一番です。私共の医療は基本、国策である保険医療です。金パラの高騰、その他を含めた材料費の高騰に対しては他の業種の様に値上げをする事が出来ません。それには助成金を含めた何らかの対応も必要と思われます。国民に対してより良い診療ができる様に連盟としての役割は大きいと思います。そういった意味でも歯科医師会と歯科医師連盟の密なる連携が大事です。年々増加する国民総医療費の抑制、全身疾患予防、楽しく健康でいられる為にも「国民皆歯科検診」の制度導入は必要なことだと思います。
 今後の連盟活動に向けて皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 今年1年は良い年となりますよう心から願い皆様のご健勝を御祈念申し上げます。